雨が降る前の頭痛に効果的と思われる漢方薬
シングル生活3日目の日曜日。
朝早めに目覚めたので、、、
漢方薬の講座
①血の流れを改善する活血剤について
②水の流れを改善する去湿剤について
を、うけました。
②の中ででてきた漢方薬はとても興味深く紹介する事にします。
私の周りにの友人、患者様、知人など
天気が悪くなる前に頭痛が起こる人はとても多い気がします。
通常は解熱鎮痛剤をつかうか、耐えるか、という対処をしているようです。
効果が期待できる漢方薬もあるようなので試す価値はあるのでは?と思います
。
五苓散
むくみをはじめ、頭痛、めまい、下痢などは、漢方では「気血水(きけつすい)」の「水」が滞った「水滞」を原因とする症状と考えます。水分代謝がうまくいかずに、体のあちこちに偏在(へんざい)して異常が現れるのです。
「五苓散」は、「水滞」を改善する代表的な処方で、口の渇きや尿量の減少やめまいなどのある方のむくみ、頭痛、下痢などに使用されます。
五苓散に入っている生薬
猪苓(チョレイ)②
沢瀉(タクシャ)②
蒼朮(ソウジュツ)①
or 白朮(ビャクジュツ)①
茯苓(ブクリョウ)②
桂皮(ケイヒ)解表剤…発汗・発散を促す
去湿薬の分類を①②で分けています。
①芳香化湿=風を送って温めて乾かす。(乾燥機イメージ)
②利水滲湿=西洋医学での利尿剤。尿を排出する。
五苓散はわかりやすく、乾かして、尿からも排出して滞っている水を追い出し、
蒼朮(ソウジュツ)or 白朮(ビャクジュツ)が使われているようです。
違いは?
白朮:脾(消化器系)を補完して除湿し、汗を抑える効果に優れる。
蒼朮:脾(消化器系)の運用を行って発汗させる効果に優れる。
鎮痛効果:蒼朮>白朮
脾(消化器系)を補完する効果: 蒼朮<白朮